今から20年前の1987年1月3日、
『ボーイズレビュー ステイゴールド』は銀座博品館劇場で、1ヶ月公演の幕を開けました。

女性スター(岡安由美子)を中心に、14名のBOY'S・・・いずれもオーディションで選ばれた
若者たち・・・によるミュージカルレビューでした。

彼らのほとんどが、ダンス経験なし、台詞もオーディションで初めて言ってみた、というような、いわば、"原石"の集まりで、平均年齢は22歳。公演中に20歳の誕生日を迎えた者もおりました。

若く経験も浅いとはいっても、500名の中から選ばれた14名です。やる気と素質には期待できるものがありました。そこで彼らに、あるレッスンスタジオのチケットを与えて、3ヶ月間、ダンスのレッスンに通ってもらうことにしたのです。当時のメンバーの中で、すでにプロとして活動していたのは、本間仁、来栖修二、モデルの忍野タケルの3名のみだったのです。

やがて、45日間のリハーサルを終え、初日を迎えました。はじめの一週間は空席が目立ち、淋しい幕開けではありましたが、口コミで次第に観客数が増え、中日を越えるあたりからは毎日のように通ってくださるお客様も多く見受けられるようになりました。彼らの一人ひとりにファンのグループができ、いつの間につけられたのか、ニックネームでの声援も飛ぶようになりました。

オーディションで選ばれた"原石"たちは、千秋楽を迎える頃には、輝きとオーラを身につけた
"スター"になっていたのです。

23歳だった唐沢寿明、自衛隊出身の変り種だった今井雅之、21歳の大学生だった舘形比呂一、そして現在劇団四季で活躍している松下雅博は体操選手で、まだダンスを始めたばかりでした。スターになって、立派に活動している現在でも、あの『ボーイズレビュー』の舞台で味わった感動を、彼らは忘れずにいてくれることでしょう。

あれから20年経った今、もう一度『ボーイズレビュー』をやってみようと思います。今回は唯一の女性スターに、宝塚出身の初風緑を、ゲスト俳優に大坂俊介(D☆D)、藤浦功一らを迎え、新しいBOY'Sをオーディションで募り、

2006年版『ボーイズレビュー』を上演いたします。

この新たなカンパニーで初舞台を踏む若者の中から、また新たなビッグスターが誕生することを祈ってやみません。